硝子作家の波多野さんのアトリエにお邪魔した時
作品制作の際に出る沢山の硝子の「バリ」
を見せてもらいました。
そのバリの佇まいがとても美しく
無性にそのバリで作品をつくりたくなりました。
いくつかのバリをセレクトさせてもらい
波多野さんがその場で
バリの尖った場所や、表面を研磨し
ひとつ、またひとつ、と
素敵なカケラに仕上げてくださいました。
そんな貴重なカケラを使い
作品を作らせてもらったのが
約一年前。
その仕上がった作品を見た
同じく硝子作家の新田さんにも
共感していただき
細かな模様の入った美しい新田さんの硝子ピースも
提供して頂くこととなりました。
硝子のモース高度は5
ジュエリーにするにはギリギリのモース高度
それ以上に石留めの工程で
非常に神経を使う素材です。
日頃、原石水晶で作品を制作している僕にとってチャレンジするには申し分ない
素材でもありました。
波多野さんの硝子のカケラ
新田さんの硝子のカケラ
波多野さん、新田さん
お二人とも大変人気のある
とても忙しい作家さんなので
負担にならぬよう一年をかけて少しずつ
素材を提供していただきました。
そんなお二人の素敵な
Fragment -カケラ-
を使い
様々な装身具を制作しました。
是非お二人の美しいFragmentを
身につけて、お楽しみいただければと思います。
Fragment
2023年10月20日(金)-25(火)
12:00-19:00
波多野裕子(パート・ド・ヴェール)
新田佳子(吹きガラス)
作家在廊日 20日
同日18:00よりオープニングパーティー
※硝子の器作品はございません。また、購入制限を設ける場合がございますので予めご了承下さいませ。
題字:国分佳代(書家)
DMデザイン:濱崎幸友